既存の太陽光に蓄電池を後付けすると買取価格はどうなる?リパワリング・過積載の最新事例から
既存の太陽光発電所への蓄電池の追加(後付け)や、過積載+蓄電池の事例をもとに、事業計画に関わる3つのポイントを整理します。認定時期・設置場所・過積載の有無で買取価格の扱いが変わります。

この記事の要点
- 既存の発電所(FIP転済み)で、パワコン出力は約499kWのまま、パネルを約1.66倍に増やして2,444kWhの蓄電池を足す事例が発表されました(栃木市、工事完了は2027年3月予定)。
- 出力49.9kWの低圧発電所で、パネルを出力の約3.3倍載せ、253.3kWhの蓄電池を付けた発電所が運転を始めました。
- すでに認定を受けた太陽光に後から蓄電池を足すと、買取価格が変わる場合があります。分かれ目は「いつ認定を受けたか」「蓄電池をどこに付けるか」「過積載か」です。
事例1:既存発電所のリパワリング+蓄電池(栃木市)
FIPに移行済みの既存の太陽光発電所で、パワーコンディショナーの出力(約499kW)は変えずに、パネルを約1.66倍に増やし、2,444kWhの蓄電池を追加する計画です。発表元(サンヴィレッジ社)によると工事完了は2027年3月の予定です。パワコン出力を変えないため電力会社との契約容量は据え置きで、増えた発電分を蓄電池にためて売電時間を延ばす考え方です。
事例2:低圧の過積載+蓄電池
出力49.9kWの低圧発電所に、出力の約3.3倍のパネルを載せ、253.3kWhの蓄電池を組み合わせた発電所が運転を始めました。同社のシミュレーションでは、午前8時頃から約14時間、49.9kWの売電を続けられる見込みです。低圧の枠のまま売電量を増やす方法として参考になります。
後付けの蓄電池で買取価格が変わる分かれ目
| 確認する点 | 影響 |
|---|---|
| いつ認定を受けたか | 認定時期によって、蓄電池を足したあとの買取価格の扱いが変わります |
| 蓄電池をどこに付けるか | パワコンの前(直流側)か後(交流側)かで、電力網から充電できるかどうかが変わり、扱いが分かれます |
| 過積載かどうか | パネル容量と出力の関係で、変更認定の要否や価格の扱いが変わります |
資源エネルギー庁の公表資料に基づく整理です。個別の案件は認定内容を確認したうえで判断が必要です。
電力会社への変更申込み(単線結線図の更新を含む)と、経済産業省への変更認定は別の手続きです。前者はmirAI assistが代行し、後者は提携する行政書士をご紹介します。
mirAI assistの対応
太陽光への蓄電池の併設・後付けの電力会社側の手続きは、高圧11万円〜、低圧5.5万円〜(税込・要相談)で、単線結線図の更新を含めて代行します。FIP転(FITからFIPへの移行)の事前相談も受け付けています。
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